日大通信はじめました。

日本大学通信教育部で文理学部文学専攻(英文学)をなぜかはじめました。通教、続くか不安。でブログも始めました。皆さんのブログを見つつ、なんとか励みにして、卒業まで辿り着きたいものだ。だいぶ先だけど。

「西洋古典」を受けてみて

「西洋古典」の授業内容について。担当講師の堤裕美子先生は専門がシェイクスピア研究とのことだったけれど、なぜか題材がギリシア・ローマ文学。
そもそも講義概要がシェイクスピアだったら取っていなかったので、まあめぐり合わせというものですね。
日大通教を10数年担当しているのだとか。じゃあ、40代くらいなのかな?そうは見えないけれども。
シェイクスピアにもギリシア神話が散りばめられているのだとか。この日本でさえ、ギリシア神話の知識がたまに必要だったりするんでね。
最初のうちは先生が配布したプリントに基づいて、ギリシアの神々たちのお話。というか、大体が系図。学生もいろいろ質問したりして、ときどき中断。ギリシア神話の本でも読めよと思いつつ。
ときどき絵画や彫刻といった芸術作品も絡めて。そういうのあるとホッとします。「文学」で終わっちゃうとイメージが湧かないので。

それから、事前に指定されていた教科書"The age of fable"の和訳に入る。ギリシア神話なのに英語で読むんだと思って。まあ、いいんだけど。開文社の教科書、なんでこんなに字がつぶれているかね?今どき、データがあったら即プリントアウトできるのに。
学生たちは教科書に直接書き込んでいた。皆さん、色つきのペンで書くのが主流みたい。先生はマーカー等を駆使して、やはり書き込んだものを書画カメラで見せる。なかなかいい方式。学生目線で。ピントが合っていたらの話だけれど。
最初は先生が読んで自ら訳す。その方式だと結構速い。もちろん説明も分かりやすくしてくださるけれど、悩んだり詰まったりという時間がないから、まどろんでいると次の文になっている。先生のモットーは逐語訳にしろ、らしい。文法を正確に訳せ。
でも先生、自分で訳しているときいろいろ言ってて、どれが逐語訳なんだか意訳なんだか分からなかったりするんだよね。。個人的には、文法なんかいいじゃんと思うんだけど。。日本語でさえ文法に自信がない俺としては。

後半はそれぞれ担当箇所を割り振って各自和訳させる。そこをと言っても、前後の文脈が分からないと何のことやらわからない。
ミダス王だって、王様の耳はロバの耳あたりまで読んで、ああこの話ねって感じだった。前振りが長くて。
読んで、訳して、文法事項等あったら説明して、また訳す。皆さんレベルが高くて(俺から見て)、なんだこの文っていうのもどんどん訳していく。
基本単語でもいろいろな意味があって、この意味使うの?みたいな新発見もあったり、なんかギリシア神話の理解はともかく、英語力の向上の一助になったかなと感じる授業でした。
テストがあって、授業聞いていればほぼ分かるものだけれど、分量が異様に多い。辞書や参考文献は持込不可。テストや単位について執拗に聞く人がいたけれど、俺はそんなのどうでもいいじゃんって感じでやり取り聞いてました。
必死だねーっていうのと、普通受かるだろという気もして。出席さえしていれば合格点には達するんじゃないのかね?結果は神のみぞ知る。